4 準備作業
4.1
中央断面図、船尾骨材図、外板展開図等の図面は揃えておく。特に船尾骨材図は、KEEL
SIDE LINE、STERN BOX LINEを決める場合、参考にしておけば、取り合いの調整が軽減できる。
4.2 寸法の把握
コンピュータでフェアリングを行う場合、入力データは全てX、Y、Zの座標値である。計画線図が出図され、フェアリングを行う前にまず、各主要寸法の確認を行う。次に、各ステーションのX値を求めその値を図面に記入する。こうしておけば入力ミスもなくなる。
4.3
フェアリングの範囲とコントロール・ラインの設定
フェアリングは、(図4.1)の様に船体形状の範囲内で行えば良いが、基本寸法の変更、類似船型の建造に対応するためには、(図4.2)の様に適当に範囲を広げて、フェアリングを行う方が良い。この場合次項で述べる、各ステーション・ライン、コントロール・ラインの不足部分は、延長し仮想ラインとして求めておく。
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